
カスタム・ビルド・ダートトラッカー(NC700xエンジン)、ガーネット、古橋。
オートバイには不思議がいくつかあります。
「人間は皆同じだ。共通だ。平等だ。」
という、誰もがうなづく素晴らしいフレーズが建前の世の中ですが
一旦オートバイに跨るとその瞬間から…
「いやオレはオレ。お前と違う。」「一緒にするんじゃないよ。」
というなんだかまるで正反対の事を考えるようになります。ワガママもいいとこです(笑)。でもこれは本音、ホントです。「別格」と表現した漫画の1コマがありましたね!
この矛盾、どちらも大事に思います。
誤解をうんと招きそうなので、これ以上掘り下げるのはヤメ。(乗ればわかる事で。。)
貴方が乗らないのならば必要ない世界、乗らないヒトもいます。おそらく自分という「個」を違うところに置いているのだと思います。
ライダーに接していて心地よいのは、あくまでヘルメットを被ってバイクに乗っている瞬間だけ上記の本音だからだと思います。普段からこんな本音で振舞われたら他人に依存しあう今の世の中、たまりません(笑)。
レース、モータースポーツが面白いのは、そんな本音がぶつかり合っているからじゃないかな。立場を変えた見方をすると、そんな本音がぶつかり合っている姿が見えるレースというのが、見ていて面白いんじゃないかな。
僕がダートトラックという世界にどっぷり浸かってきたのもそんな理由からだと思います。
今、日本国内でオートバイに乗る人口はとても少ないとか。本音やストレスをスクリーン・モニター上のオンライン社会にぶつけても解消効果はどれだけあるのか。
オートバイ、面白い乗物ですよ。自分が自分であるために。貴方が貴方であるために。もしくは自分とは何かを見つけるために。免許取ってバイク買って走りだす。それだけ。
あれ、どっかで笑いを取るつもりだったんだけどシリアスになっちゃったな。
師走もあと少し、事故に気をつけて2017年を乗り切りましょうね。