ft ダートトラック通信

二輪、四輪の文化、生活、ダートトラックの情報をアメリカ・インディアナ州インディアナポリスから発信。

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その2:壊れていたシガーソケット

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画像大量アップです。


長いので”ゆっくり”楽しんでいってくださいね。











------------------------デイ3--------------------------------




3時間程寝たろうか。


(もう何ヶ月も)寝不足が続いているのにどうやって目を覚ましているのかは自分でもよくわからない。暗いうちにデニーズの駐車場を出て再びハイウェイを西へ向かう。

そのまま終日I-80号線をドライブする。

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地面の見える黒いぽつぽつは牛。




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ワラが家より高く積み上げてある。実物大のマリオ・ブラザーズ・ステージ。




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しばらく走っていると、たまにこうして集落の景色を通る。「ああ、自分は飛んでいるんじゃなくて、ドライブしているんだよな。」と思い返す瞬間。それくらい空や太陽の存在が大きい。




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ゆくその土地に人々の生活あり。人間はこのような広大な地面や空に線を引き、敷地とか、領地とか、市とか州とか国とか名前を付けて呼んで法律を定めたり、農作物を育てたり、争いごとをしたりする。僕は..オートバイでぐるぐるレースしたりしている。




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日が昇って、そして暮れるまで走り続ける。




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暗くなってゆく景色。車を進め続ける。 映画フォレスト・ガンプのシーンを思い出す。




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以降、ワイオミングでのストップは一度ガスを入れた時のみで、そのままユタ州に入る。





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朝の景色へ変わっていく。右側には道路に沿って線路が走っている。





朝方にソルトレイクシティ(ユタ州)に入る形となり、通勤ラッシュの中を走る羽目になった。インディアナポリスほどアグレッシブな運転は見かけないんだけれども皆の平均速度(いわゆる「流れ」)が速く道路の分岐も増える。 道を間違えやすくなるので集中力を要した。郊外へ抜けてからこの先の「何もないハイウェイ」を想定して給油と食料を調達した。





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ここからの景色…山と砂漠になるかと思ったら…

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ソルトレイクが現れた。↓

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空と地面の境目がわからなくなってくる景色の中、ドライブを続ける。




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ここの最高制限速度は80マイル(128km/h)なんだけれども、僕のバンでは厳しいので75マイルをキープして進む。

看板や標識に距離が表示されるので自分が進んでいるのは確認できるんだけれども、それでもこの景色の中を走り続けていると時間と、そして日常空間の感覚を失っていく。


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「バート・マンロー氏や風間深志さんもこういった景色の中に身を置く事で、この不思議な感覚を味わって進んできたのだろうか...。」そしてダートトラック・レースのパイオニア達も。


そんな事を思いながら、ただひたすら進む。


こんな表現もなんだか申し訳ないが映画「紅の豚」でのシーンで、ポルコとカーチスの決闘前夜、ポルコがフィオに空の話をしているシーンが浮かんだりした。あの幻想的なシーンにどこかカブるところがあった。


本当に不思議な気分でドライブを続ける。寄り道もしたかったけれど、レースに向かっているのだからと自分を諌めて進む。


写真を撮るのだけれども景色が広大すぎて収まりきらない。シャッター・チャンスや絵になるショットを狙うのもやめてただ、思いつきでシャッターを切る。


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ユタ州の最端ウェンドオーバーからネバダ州へ入る。ラスベガスが観光地として有名なこの州、入ると早速カジノの看板が目に入ってくる。州によって異なる景色、特色があって面白い。




この町から西端の都市Reno(リノ)まで約400マイル(=640キロ)の砂漠が続くという。「お前の古いバンで通り抜けられるのか、壊れるに決まってる。」「めったにガソリン・スタンドなんかないんだぞ。止まったらどうするんだ。」云々、行く前には散々脅しをかけられていた。さてどうなるか。



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横断は確かに長かった。景色は地平線まで砂漠で、山が見えてきてその山を超えてまた地平線が続くの繰り返し。見える景色はそれなりに面白いのだけれどもとにかく長い。



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その昔、人は馬車でこの砂漠を横断し西を目指した。馬も人も命がけだったろう、想像を絶する。



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季節柄なのか緯度のせいか暑さはそれほどでもなかったけれども、インディアナからしたら十分夏と言える気温だったし、日差しはとにかく強かったのでさすがにサングラスが欲しかった。登りがキツくなるとバンの水温計は上がったけれども問題はなかった。確かに車にもキツイ環境だ。



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ガス・ストップ。列車はたまたま通りかかった。バンのオイル点検を欠かさず行う。頑張ってくれている。





夕方の5時半頃だったか、Renoに到着して車を休めながら自分はアイス・コーヒーを頂く。エキゾーストに穴が開いたらしく音が若干うるさい。少し出力が落ちたように感じるのもこのせいかな。
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翌日がレース日だから小休止にして、すぐカリフォルニアへ向けて出発する。


リノ(Reno)からサクラメント(Sacramento)までは130マイル(=208km)ちょっとだったので少し気が緩くなったのだれども、延々と続くワインディングロードと急勾配、そして下りきったら始まったカリフォルニア州の夕方の交通量とで緊張の糸は張ったままだった。道路標識の表示も若干インディアナと違う。土地勘もないため道に迷い、適当に高速を降りてマックで道筋を確かめ給油もしておく。この時点では「15年ぶりに訪れて懐かしい..」といった感慨にふける気にもならない。バンのフロント・グリルが外れかけていたので、ガムテープで止める。このあたりでは当然かもしれないが、こんなに錆びたバンは他にまったく見かけられない。



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カリフォルニアに入ると、砂漠から一変して緑あふれる景色に。






 バッテリー残量の少ないスマホのマップ機能を利用し、カリストガまでの道筋を立て出発。夜になってしまったが程なく到着し、宿探しに入る。


「部屋?あるよ。 えーと...この部屋で一晩250ドルだね。」



!!!  ..ここがサンフランシスコ・エリアである事を忘れていた。カリストガを20分ほど南下して、道に迷いながらもリーズナブルな宿「モーテル6」を見つけ、たった一つ空いていた部屋に滑り込んだ。

 シャワーを浴びて明日の準備の事を考えながらベッドで横になる。 車中泊を繰り返してきた身、隣室の声が漏れてくる事など全く気にならない。  爆睡する。。








ーーーーーーーーーーーーーデイ4ーーーーーーーーーーーーーーー




とても深く眠る事ができ、旅疲れなどない、すっかり回復したような気分だった。外は快晴でとにかく暖かい。




カリフォルニアでは接する人がとにかくフレンドリー。気候が人を作るのか。ウォルマートで買い出しをしてレース場へ向かう。



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パーム・ツリーとカモメ@ウォルマート駐車場





ナパ地方はワイナリーで有名な土地だという事は知らなかった。車の窓を開けたまま走っているとワインの匂いが漂ってくる。観光地としても有名らしい。高級車ばかりが走っていた。


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ワインの匂いをかぎながら走る。



多少の混雑も気にならず、景色を眺めながら静かなレース場へ到着した。正直いってすぐ隣がゴルフ場や住宅街で、「こんな所でレースするのか?」といった感じ。



それにしても静かだ...!?


ゲート・オープンにほぼピッタリの時間に着いたとはいえ、誰もいないというのはおかしい。ひと気そのものがない。


周囲をウロウロ走り回り、見つけた人に訪ねて回るとやがて答えが得られた。


「山火事で家を失った人達がこの周囲に避難していた。800戸を焼失し、火事による直接の犠牲者も出た。レースどころじゃなかったんだろう。避難は2日前に解除されて皆出て行ったけれどね。」




「今日ならお前が一等賞だよ。ライバルは誰もいないからなー!」

このジョークには笑ったが、他の気持ちは表現しようがなかった。



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話をしてくれた人に撮ってもらった一枚。FBにあげた。(レースを見に来た人とも居合わせたので走っちゃおうかとも思ったけれど、さすがにそれはしなかった。)



主催者は事前にメールをしていたらしい。自分はメールのチェックはほとんどしていなかった。マシン製作に目一杯で本当に余裕がなかった。道中も携帯は満足に充電できる環境でなかったから、使う時以外は電源を切っていた。



「やってしまったー。」


とレース場にたたずむ事しばし。


「仕事もある、ひとまず帰らねば。」


今回は失態だったが、どこへ行こうと雨が降ればレースはキャンセルされる事だってある。と頭を切り替えて帰路につく。



「カリフォルニアまで来て何もせずに帰るのか? 」


。。。それもつまらない、唯一寄り道したのは西海岸でしかお目にかかれない In 'n Out.


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今回の行程中に唯一食べたハンバーガー。






今回の旅はそれでインディアナへ帰っておしまい。。。。




...と、話が終わればマシだったような気もするが、旅を思い出深くしてくれるのは常に「ハプニング」と決まっている。





つづく。















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一体ここまで何をしに来たのか。






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