ft ダートトラック通信

二輪、四輪の文化、生活、ダートトラックの情報をアメリカ・インディアナ州インディアナポリスから発信。

My first Grand National Championship in Springfield Short track

初グランドナショナル参戦。結果はDNQ(予選落ち)に終った。

スプリングフィールドへの行き帰りは、とても多くの感慨があった。イリノイ州へは本当にしばらく行ってなかったから、アマチュアの時からの沢山の知人、友人に会えた事は僕にとってとても嬉しい事だった。

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レーストラックは例年のまるーい形状から大幅に変更されて、ターン1、2、とターン3、4のRがもてぎスーパースピードウェイのシェイプように異なり、どちらもトラック真ん中からあるバンクがきつくなっていた。距離はうんと短くなっている。僕は幾度も例年のトラック形状でレースを走っていて、それを有利と考えていたので、これはまったく頭をリセットしなければならなかった。

プラクティス1:
やはり合わせていったはずのギヤはまったく合わない。まずはそこから。走るどころじゃなかった。

プラクティス2:
少しラインを意識しだす。いくつかのラインを走ってみる。しかし僕の中でのイメージライン精度がでなくて、そこへ進めない。

プラクティス3:
サスチューンを微小変更、マシンはセカンドプラクティスより手の内になり、意識の中で制御、操作が最も効くようになった。がしかし時計(ラップタイム)はセカンドセッションより出ない。

タイムドプラクティスなので60台以下はその時点で予選落ち、Bメイン(予選不通過組のレース)行きになる。僕は54位で、かろうじて通った。トップタイムは13秒004.僕は13秒540. 今年GNCはトップタイムからのディレイ一秒圏内に86人のライダーがいた。

13秒台に86台いるんだよ!一秒間に86台のバイクが通る事を想像して欲しい。どれだけタフな競技か。あらためて僕はとんでもない世界に飛び込んでしまった。

僕のベストラップは毎セッション、最もタイムを意識しない走りの中で出した。つまりなんとなく走って出たタイムだ。まったくわからない。ラインもへったくれもない。何しろトラックが変わってしまった。なんで時計が出てるのかもこれではわからない。外から誰か見ていてくれたり、撮影してたりすれば後で振り返ることもできるけれど、一人でできる事は限られている。


とにかく予備予選は通った。これはひとつの僕の中でよかった事としてる。

マシンのチェックを行って夜に備える。ピットウォークが始まり、いろんな人がピットを訪れる。僕も多少準備しながら応対する。おざなりにしてはいけない!と思っていたのだけれど、「小さいペンチない?」と尋ねてきた来た人に貸してあげたら、それで歯にはさまったポップコーンを僕の目の前で取り除いてた。「サンキュー。」って…あのねえ…。


7:00PM。オープニングセレモニーの後、ヒート(予選)レースが始まった。速いライダー達のライン、走りが、プラクティスの時と違う。正直いって本人達の中のよい走りとは思えなかった。やはり皆バンクなどのトラック変更点に今ひとつで、そのなかでレースをしていたらしい。

僕のヒートレースは6番目。#1ジェイク・ジョンソン、#27ロブ・ピアーソン、#42ブライアン・スミス、#80リッチ・キング、#67ジミー・ウッド、#3ジョー・コップ、と同じ組の玉砕コース。皆GNCファイナリストじゃないか。僕がいようといまいと、とんでもないヒートだ。僕はセカンドロウからのスタートでとなりにはジョーがいた。彼に会ってから7年を経て今、僕はやっと彼のとなりのグリッドにきた。これは少し嬉しかったな。(※ヒートは上位二人が決勝へトランスファー。)

スタートはまずまず。でも3周目に入る頃からリアに腰砕け感がしてきて、僕の意識の中から「イケル。」感がなくなってしまった。おまけにルーストをさんざ食らって前がもうなにも見えない!僕のライン上にはバンプがあってそれもはっきり見えなくてティアオフを剥がせない!もうペースはまったく落ちてしまった。もう、アクセル緩めてやっと剥がした!と思ったら4枚全部飛んでいってしまった…。視界がクリアになって見えたのは遠のいている全てのライダー達で、追い上げも何もする前にレースは終ってしまった。セマイ行き。

ピットに戻っても何が悪いのかわからない。マシンはとにかく異常がないかだけ確認する。できる事はあればやった。「僕自身の気持の問題が大きい」事として、セマイに臨んでみたけれど、症状は同じだった。僕自身の走りができない。本当に御粗末だった。ロイド・バートンさんの言葉「Everything OK. Go Fast!」を思い出して唇を噛む。僕はその通りにやったのだから、それで生き長らえる事ができたのだとした。一番最後でフィニッシュライン。


さて、僕のこの日のレースはこれでおしまい。さっさと荷物をまとめて観戦モードにはいる。Bメインの後、GNCファイナル。ズーミーと観戦する。僕がチェックしていたのはクリス・カーとジョーコップのベテラン。二人ともバックロウからのスタートで、このファイナルの中でも追い上げのきいてしまうとんでもないライダーだから、彼等がどう走って前のライダーを攻略していくか見ていた。トップ争いはヘンリー・ワイルスとケニー・クールベスの二人で抜けてしまっていたので、恐らくこれはライブIスポーツでチェックできると思う。

すごいんだよ。ファイナルに残るって事は。タイムドプラクティスで落ちたライダーだって名前が知れてなくとも凄いのばかり。本当にゴロゴロしてる。

レースが終って夜はキャンプグラウンドでモーリーのグランパ、「Mr’チリマン」ブルースさんの手料理、スラッピージョーとタコスを御馳走になる。彼は僕がまず初のナショナル戦で60台のカットの中に入れた事を自分の事のようにとても喜んでくれた。「ガハハ!喰え飲め!」で他のライダーやチーム関係者と輪を作ってレース談議に終止。寝たのは3時半。長い一日だった。




僕は本当にアメリカで最も高い山のふもとに立ち、足を進め始めたところなんだって実感してる。その頂上に75回(※1)も立った#4クリス・カーにピットで「おめでとう。」と声をかけてもらった事が強く印象にあって、今思うと、この先どれだけの道のりかを示している気がする。



(※1翌日マイル戦で勝ったので76回)

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