本物届いた。

今シーズン、レースキャリアのためにレースそのものすら犠牲にした結果が、この一枚のカードになった。
この日、たったこの一日だけ最高気温、華氏67度(摂氏19.4度)を記録した。バナナで釘がもう少しで打てると思ったらこれだ。
こんな事もあるんだな。
「クリマスマスとはなんぞや。」
正直、僕は仕事をしていたという記憶ばかりで、特別に思い出す事がない。
がしかし、USでのクリスマスは初体験だったからこれはひとつ。
イブは学生連中が帰省してくるから、バーが大繁盛する。25日は日本の元日のように全てのお店がクローズされて、まるでゴーストタウンのようだった。
で、人々は何してるかっていうと、家族、一族が一堂に集まり、TV見て食事をする。コレだけの日だ。
そしてとにかくギフトを送りまくる。家族なら誰でもとにかくなんでも贈り物。おもちゃでもやかんでもゲンナマでもなんでも贈って、美味いものを腹が破裂しそうな位食って、ゆったりくつろぐ。
外に出かけたって全て店が閉まっているのだから何をしようもない。
ジーザスの誕生日だとかそういう事がそもそもこの日のはじまりらしいけれども、信仰心だとかそういう事よりも僕が感じたのは、
「この日くらいは気持を大きく持とうよ。」ってことだった。ギフトを贈り、美味いもの一緒に食べてお腹一杯になる…つまり、皆して「与え、分ち合う。」(=Giving. Share)って日なんだって感じだった。
日本の良心の中にこういったものがあるとすれば、「元日」に相当する気がした。がとにかくアメリカンはお祝い事、ハッピーになる事やそうでいる事が好きな人ばかりだから、つまりクリスマスもそんなようだ。
誰もが懐のサビしい時代だし、祝日ですらない日本でこの気風が浸透するのは難しい。でもとにかく気持は大きくありたいってのはいいと思うんだ。
ハンバーガ屋さんも店を閉めてしまうクリスマス。唯一オープンしているのがチャイニーズレストランだそうで、
「クリスマスはどうだった?」
という問いかけに
「チャイニーズレストラン。」
と答えるのは、ちょとサビシイクリスマスを過ごしたという、ひとつの自虐的ジョークであるらしい。「家族で…」ならなおさら笑ってしまう。
大きな気持ちでこのユーモアも受け止めたい(笑)。
なんだかザ・ブルーハーツが耳に流れる今日この頃。

ハウス・デコレーションの一例。これは凝っている方。
インディアナポリス某所にて。そりゃあ…あの寒さなら、晴れあがったって全面凍っても当然だね。
早速アイス・スタッドタイヤ用意してここで…
…走れない。タイホされる。(左側はそのまんま住宅地。)
それにインディアナ州の緯度では、もっと気温が下がらないとアイスライドは厳しいらしい。氷の厚さが不十分だそうだ。
ぱりっ!
「とぷん。」
は冷たすぎるし、まず命がない。
昨日よりもっと冷え込んで、ジョギングに出たら顔に当たる風が痛くて走るどころか、立っていられない!
夜には華氏‐1度。(‐17.2度)に下がり、風が吹いたせいで体感温度はなんと‐25度(摂氏-31.7度)だそーだ!もう、どれだけ寒いかなんて、北海道も知らない僕に表現できない。
夜はクリスマスのライトアップがされているというので、センターモニュメントに写真を撮りに行ったら、寒すぎて道路の信号機の電気がオチている!
着いたら着いたで車の外に出ると、あっという間に体温を奪われてしまう!冬装備してるのに、こんな速さで体温を奪われていくのを感じたのは初めてだ。
(センター・モニュメント。カメラが動いてくれただけよかった。)
モニュメント真下から。実物は、かなりクール!(この周囲に人が誰もいないのはつまり寒いから。たまに来ても、写真撮って全速力で退散していく。)
あとでニュースを見たら、スノー・ストームで、ミシガン州南部とフォート・ウェイン(インディアナ州で2番目にでかい町)は停電になったそーだ。この寒さで電気がなかったら一体…!?
洒落にならん。。。冬はこれからといったが、これがまさにそうなのか…。
ブルブル!
摂氏-13.9度。晴天。
メインジェット#うんと上げないと満足に走らない。
あまりにも冷たく寒いので、思わずバナナで釘が打てるのかどうか試した…。
(you tubeはうまくアップできず、mixiにアップしたので興味のある人は見て頂戴。)
その後バナナはありがたく頂いたのだけれども、シャーベットバナナの味は微妙だった(笑)。
冬は(つまり寒さは)まだこれからだそーだ。
こちらはクリスマスムード一色で、最近は自宅にネオンを飾る風潮があるらしく、アパートのあるワシントン通りは、まるでショッピングモールのようにあちこち光っている。
何かに縛られない、アマチュア・イズムというのは素晴らしい。(写真は撮ってもせいぜい一軒しか写らないので勘弁しておくれ。)
これから世界はさらに不況に向かう訳だけれども、つまりはよするにアマチュアの時代がやってくるという事だよね。アマチュア・イズムにあふれたダートトラックの時代ってことだ!
世間は悪いニュースばかり、でもそもそも泥だらけの集まるダート・トラックには関係ない。お金なんかないオートバイ好きの連中が休日に集まり、オーバル・トラックをグルグル回って楽しむ。バイクは元々なんでもいい。一生懸命やる人も、そうでない人も乗って走ってグルグルするだけ。
そんなダートの世界を大切にしていきたい。僕はプロと呼ばれる立場にいる訳だけれども、本当にまだまだ足らない事ばかり。そんな僕だけれども、できる事をできる限りやっていきたい。
これからが老いも若きもバイクに乗る時代だ。鉄砲も原子力もバイクも使い方だ!生きてる事がつまりアブネー事であり、スリルなのだ!
スロットルをひねる快感に優るものがあろうか!
AMAの経営が変わったのは以前伝えたけれど、まずはくライセンス更新料が値上がりした。特に理由説明も今のところない。恐らく今後もないだろう。
ウェブは
ニューデザインとなったものの、まだまだこれからの様子。
今一度、
是非、ダートトラックにいい方向に進んでもらいたい。

BMV ライセンス・ブランチ。
インディアナ州発行、自動車ライセンステストの一連の事を書こう。
最初は市内のライセンスブランチ(※運転免許センター兼陸事みたいな所)に行き、ペーパーテストを受ける。試験問題は60問あった。内容だけれども、日本で行われる筆記試験のような、「試験のための問題」は出題されない。常識をもって解答していけばまず受かる。 …らしい。 40分~50分で終了(時間制限ないみたい…)。
で、(なんと)一発でパスして2週間後、ドライビングテストが行われた。とても寒い日だった。

ショッピングモールの一画に平然とあるのが、なんだか面白い。
採点員のシャロンさんは、まずいくつか健康面の質問をしてきた。健康上問題のある人間の車に同乗するのは危険だからだろう。
そして視力検査。合格のため必要な最低の視力ラインをたった一列だけ読み上げて終了。実に合理的で早い。
建物の外に出て、僕のバンの灯火類の作動チェックをし、路上に出る。テストは本人の用意した車輌で一般公道にて行う。 全て実戦勝負なところがさすがアメリカだ。
↑走りながら理由を尋ねたら、昔はライセンスブランチで用意した車で試験も行っていたらしいが、どういう訳か
「車輌の消耗が非常に激しい」らしく、使用者の用途に応じた、つまり、自分の車で行う事の方が日常に近く、テストとしては適当だろうという事になったらしい。良し悪しだと言っていた。
シャロンさんが指示する通りにあちこち走って、法規通りにこなしておしまい。縦列駐車も最後にやった。しかし距離にして数マイル。15分も走ったろうか?幸運な事に、市内特有のアブナイドライバーに出くわすこともなかった。
採点基準がわからないから、ドギマギしたけれどめでたく合格!運転免許証は身分証明書扱いされるので、もうこれでパスポートから何から、あれこれ常時携帯しなくとも問題なし!
…と思ったらテンポラリーで、本物は後日郵送されるそうだ…。
試験直後から雪が…。今シーズンの成果が、まさにこの紙切れだ。紙切れのために努力苦労し、ハンコだサインだもらうためにもがいた。
(ちなみに試験合格後、知識の足りない担当官が事務手続きをする事になって、「書類が足りない」などぬかし始めてしばらく押し問答になった。…がこういった事ももう慣れた。言語が足らないのは俺のせいだが、も少し勉強してほしい。)
レースだって大差ない。ちなみに観光、短期就労のいわゆるBビザのステータスではこのライセンスは取得できないそうだ。(他種のビザについてはわからない。独自に大使館などで調べてほしい。)
「世界は平和であり、人々はダートトラックを楽しむべきである。」
とにかくひとつ、「やったぜー!」
合格後、自分への御褒美に、こちらでは貴重なかいわれ大根のサラダと牡蠣を(自分で)料理してプレゼントした!
やれやれだ。
今住んでいるアパートは、建造が108年前のものと古く、構造上各室に洗濯機が配置できない。
なので地下室に、共同使用のコイン洗濯機が2機置いてある。
この洗濯機が使う前から汚れている事がままある。どうやったらこーなるのかというほど、埃や洗剤だらけで、機内はペットの毛だらけだったりする。
これから服を綺麗にしようというのに、とてもイタダケナイ気分になる。 …こういう時は洗濯機を綺麗にしてから洗う。
しかしこの洗濯機が使う前から綺麗だと、「世の中捨てたもんでもない。」とも思ったりする。
今日も雪だ。
息を吹くと雪が「パーッ」と散っていく寒さ。 どんどん降り続いていて、今はもう一面真っ白になっている。
これならジョギングなんかしてるより、スノボした方がよほどいいトレーニングになるよ!
(インディアナに山はないけど丘はあってスノボはできるそうで。)車に触るにしても、工具の冷たさが違う!
周囲は「ま、冬だしこんなもんだよ。」とそこそこに平気でいるもんだから、やはり慣れなのだろう。
しかしそうはいっても…

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もてぎダートトラック2&4レースに参加の皆さんは頑張ってくださいー!

画像奥の水溜りは上で飛んでも跳ねても割れません。。
もし北海道が日本の首都だったら面白いな。
アイスレースがもっとメジャー化してるかも。アイス・ホッケーももっとメジャースポーツで、・・・って事はつまりインドア・アイスレースもアリで…。…夏は夏で、またオートバイは一味違うだろうね。自然に富む環境はモトクロス、クロスカントリーも盛んになりそう。
関東や西、南国は冬場、避寒の観光地ね。もしかすると、もっと多くの人がのびのびバイクを楽しめる気もする。モーソーですか、そーですか。
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僕のバンは北の端、ミシガン州で見つけたUSED。下回りにもぐると錆がすごく多い。以前自動車工場で鉄板ボディを相手にしてる時は、車がこんなことになるなんて想像もつかなかった。輸出仕様車は、ボディ塗装を二重に施してあるけれどもこれじゃ「延命」にしかならない。
道路にまく融雪剤のせいで錆び方が本当にすごい。「塩」に車の国籍など関係ない。とにかく道路にばら撒く量が違う。
クラシック・カーなどの古い車、バイクがとてもよい状態で保存されて走っているのを見るけれど、それらはつまり冬場にガレージにいるからなんだねー。
この国で融雪道路なんて作ってたら、$どれだけかかるかわからない。北方の車(鉄)は消耗品として考えられても仕方ない。
ランディから以前聞いた言葉を思い出す。
僕:「こんなに錆びてて平気なの?」
ランディ:「錆びる事が前提だからこんなに分厚い鉄でできてるんだ。」
「無駄に重たいのを正当化しようて、この人ムチャクチャ言うなぁ」と、その時は思ってたけれど、今は冗談に感じない。
昨日は雪。
今日も雪。
夜に降ってやんだけれど、真っ白だ…。